AJCC

回顧なんてものではないけど、偶に書きたいことがあれば書くと思う。
終わってみれば20年の湾岸S勝ち馬→19年湾岸S勝ち馬という決着でやはり巧者のレースだなーというところ。上りスタートでペースが落ち着く割に3コーナーに入るまで下りなので独特なものがあるコースという印象。

・オーソクレース
陣営からコメントが出てた通り甘い仕上げ。というかこの馬の前哨戦は良い状態だったことがなく、パフォーマンスラインもそこまで高かったことがない(ex.ホープフル、セントライト
馬としては追走であまりペースを上げたがらないのかな?と思うことが多く、ルメール菊花賞ズブいと感じたんじゃないだろうか。それが今回の早仕掛けに繋がっていると思う。
ただ、中山2200は向正面の途中から3コーナーまでずっと下るコースなので、スピードのついた状態で仕掛けていくことになり、最後に脚が上がる可能性が高くなるので早仕掛けするならそれが上手い馬じゃないと…というのがある。
そもそもオーソクレースは高速を持続する能力は高くないという見立て(そういう質の馬ならアイビーSはもっと引き離していたはずだ)なので、基本的にピッチを早くあげるような今回の早仕掛けは裏目に出たと思う。しかし、その割に6着は相当粘れている。道中最後方に構えた3頭で1,2,4着というレースでもあるし、自力は見せたんじゃないか。強くなかっただけと言う人は多いだろうが、次走巻き返す可能性は高いと思う。

・ポタジェ
向かない条件でポジションも綺麗には取れなかった。並び的にはもっと良い位置を取れても良さそうだったが、取れてたら馬券に入れたという感じでもないと思う。
それでも崩れ切ってはないところから能力はある馬で、やたらハイレベルだった毎日王冠でも格好をつけたことを考えれば適条件ならG1でも足りると思う。
妙味込みなら大阪杯が1番良いと思うのでそこ使ってくれれば嬉しい。他ならどうせめちゃくちゃ売れるので。

・キングオブコージ
人気しすぎで手が出せなかったのが個人的反省。
調教をチラッと見て行きたがる感じなのかなーと思っていたが、よく折り合われてて流石横山典弘だなと。良い舞台で能力ある馬が気配も上がってて完勝という感じだった。
前走を見てもそこそこの確率で道中行きたがるだろうという感想になり、折り合えるという確信は得られなかったので難しかったが、やはり悔しさはある。

・ボッケリーニ
本命にしたのだが、中山2200なら良さは減るのかなというのがレースを見た後の感想。
なんだかんだ立ち回りでアドバンテージを作っていたんだなという印象で小回りの方が良い馬に見える。機動力を活かせなかった今回の条件設定はベストではなかったんだろう。力ある馬だが、基本的に自分にとって条件が楽になるほど走るタイプで、G1に上がるのはどうだろうと思うし、これからの狙いどころは絞りにくい。景気良くいくなら内回り、2000、57kgで済むG1の大阪杯だが、現実的なのは中山記念

・ラストドラフト
出来落ち。

・アサマノイタズラ
前走気管支炎、前々走流石に距離長いって感じで馬は悪くない。週中出否未定から今回はよく格好をつけたし、力はある。
スピードに乗せてからそのスピードを殺さないことが上手だと思うので、急坂コースに拘らなくても良いかもしれないが、まあ成績的に次も中山なのかなと。

マイネルファンロン
こういう条件では力発揮できる馬が具合も良かったという印象。2回走ると大体能力以上に人気しちゃうので、もう後追いはしなくて良いと思う。