土曜東京1R

先週、先々週と東京競馬場に行き、事前予想をしていたレースだけが当たったため、真面目にやらなあかんなと。今週は現地に行けないので尚更。
全レース書くのは面倒なので1Rだけ。
東京1R
・アリススプリング
未勝利の他馬比較で能力高く、芝ダ問わずどこかで勝ち上がるだろう。特に2着になった11/7福島2は1,3,4,5着馬が勝ち上がり。
弱点を考えたとき、走りの内容的には2走前11/20福島5の負けが不可解。コーナーの手応えまでなら今までのレースと変わらず上位ありそうだったが伸びなかった。
原因は二つ考えられそう。
一つは単純なキレ負け。11/7福島2で競り落としたセリノーフォスやネレイドに大きく負けており、2つのレースの違いは道中。ハイペースだった11/7福島2に対して11/20福島5は平均ペース。最後に使わなければいけない脚のクオリティには差があった。
もう一つはスムーズさ。常に外に馬がいる形でのレースはこのレースくらい。元々ややササる感じの馬だが、このレースは特に直線内に行きたがっていた。
残り2f-1fの11.2の区間で離されたことを考えると主な原因は前者っぽく、そう考えるとダートは良い。ただ新馬の内容的には最後バテる感じがあり、東京の長い直線がどうか。とはいえ未勝利に何頭もこの馬を差してこれる馬がいるとも思えず、基本は有力だろう。現状の東京ダートは未勝利世代戦レベルではやたら重い印象があるので、この馬と差してくる馬の馬券を狙いたいところ。
・イグザルト
2走前はハイペースで内を回しての3着。とにかく最後甘くなる馬で、これまでの評価ほど強い内容はない。狙いたい方向性に合わないので見送り。
・カツノナインズ
ストロングリターン産駒で前走未勝利デビューを5着。しかしこれは最後方から内内を回したもので評価は難しい(追い込み馬はテンで脚を使わないので距離ロスがない場合はかなり有利なレースを行なっていることが多い)2走目で良化が見られればだが、小柄な馬で大きく変わるかは疑問。
・スマートロータス
ダートで大きく変わる雰囲気はなく、馬自体の変化必要。
・チェリーメガイラ
同じく大きな変わり身必要。
・チャイムリープ
前走はハイペースを追っかけた分はありそうな感じ。見せ場はあり、ダート馬っぽくはあるので人気ないなら面白そう。
・トキメキスバル
新馬はややレベル高かったが、明確に能力の断層はありそうだったレース。まだこの馬にまで手がかかる時期ではなさそう。
・ハクサンポラリス
厳しい
・ビップシャルマン
重馬場のダンカークは成績の良い印象はあるが、調教的にもまだまだな感じがある。
・フロムドーヴィル
新馬はバテた。前走もコーナーまでは上手く捌けており、地脚の差かなという感じ。東京で明確に前進すると思えるものはない。
・ペイシャアート
確かに短距離の方が良いとは思うが、まだ未完成さを感じる馬体で、まずはそこが変わってからか。
・ホウオウモンスター
前走ハイペースでバテた。状況には合わなそうか。
マイネルシトラス
かなりしぶとく脚を使える馬で力はありそうだが、全体的に馬込みで競馬するとパフォーマンスが下がる印象があり(1/5中山1,10/17東京4)、今回の最内枠は怖い。
・ルプランドル
履歴的には最後甘くなりそうな条件。中山でアレなら東京はもっとでは?と思ってしまう。
・モンサンレジャンド
力はあるが厳しいレースを2走こなしての連闘、人気も妥当なラインになり枠も内。狙うのは筋が良くないかなと思っちゃう
・ヨドノマックス
穴があるならここかなと。そこそこ良い手応えで上がってくるが、特に前に進まず、みんながバテだしてから伸びるという履歴。ダートに変わってスピード足りても良い。
あとは厩舎が変わり、調整も変わったので、その辺りが功を奏せば。

◎ヨドノマックス
◯アリススプリング
☆チャイムリープ
馬券は◯からでも。

東京新聞杯

個人的馬券はカレンシュトラウスエイシンチラー、ファインルージュの箱。
BOXアンチの人もいるとは思うが、質的にエイシンチラーとカレンシュトラウスにドンピシャなレースになればその2頭は圏内、ややズレるならファインルージュはまず圏内なので、BOXの形から一点削る意味があんまりないかなって予想だった。
結果的には様子見で馬券から外したイルーシヴパンサーが強かった分で当たらなかった感じで、まあやむなしか。とはいえ現地ではカレンシュトラウスの4着がキツすぎて何度かその場で倒れ込みそうになっていた。

レースの内容には特に書きたいことがない。見たとおり仕掛けた馬から苦しくなっていった印象で、コーナーから仕掛けて行って直線持たせるタイプの馬が作った流れに乗せられた馬は痛かった。
1,2,3着はみんな直線向いてすぐには仕掛けなかった馬で、イルーシヴパンサーはカレンシュトラウスを発射台にしたのでしっかり加速がついたのが2,3着馬との相違。とはいえ上位3頭は地力抜けていて〜という雰囲気で、その中での序列については一旦保留かなと。

・イルーシヴパンサー
強くなったな〜と思うとともに、上記理由で怪物とまではまだ言い切れない。最後余裕のあるレースで、伸びる余地はあると思うので上の字面ほど向いた!って訳でもないと思う。取り敢えずの評価ラインは安田記念にシュネルマイスターと2強!みたいなオッズで出てきたらシュネルマイスターを買う感じ。
・ファインルージュ
こういうレースになってもきちんと自分の脚を使うのは偉いなと。小回り向き、立ち回りタイプだが地力あるという組み合わせで、活躍できるレースは多いだろう。VMは出るならレシステンシアの後ろが欲しい。
・カラテ
元々斬れるタイプではなく、追走余力が増して直線良い脚が使えるようになった。今回そこまで決め手勝負にならなかったのはプラスで、上手く出せなかったのはマイナス。なんだかんだサバイバルレースみたいな質がベストで、勝ち馬の上がりが34.2みたいな予想をした時に手を伸ばす馬だと思う。あんまりここで印象は変わらなかった。
・カレンシュトラウス
コーナーから動かしていったのは損をした。直線で全開になるのも流石に府中では早すぎた。乗り方ひとつだったかなと思う面もあるが、コーナーでのスムーズな動きや直線での仕掛けた後の動きを見るとそもそも府中っぽくはないのかなと。
ただ、全体的に大舞台だと勝負を急ぐ印象がある津村騎手はそんなに合わないと思うので、今まで乗ってきた騎手に戻ると嬉しいかも。
エイシンチラー
追い出すまでのセットアップが上手くいかなかった。まあ騎手的にそういうこともあるよねという感じで、力自体は重賞でも戦えるというところを見せてしまったと思う。
個人的には直線で失敗した時点で諦めてくれれば次も良いオッズで買えたのに…とか思ってしまうが、みんな目ざといのでどこかで気付かれる運命だった気もする。
少し話題は逸れるが、基本的に「通用しない」とか「格」というのは予想において危険なワードだと考えている。なんだかんだ全頭を検討するのは面倒で、僕たちは不人気馬を簡単に馬券から切れる理由を探している。今回だと若潮Sが時計的にレベル低いというのが大要因だと思うが、レース的には先行馬の後ろをずっと回して直線半ばから余力たっぷりに抜け出す内容で、時計の価値と勝ち馬の価値を結びつけることができないタイプのレースだった。基本的に自分は下位人気馬に甘いので、エイシンチラーが上位人気なら裏付けが足りないしリスク高いとか言ってそうなのがアレなのだが、自分の選択の要因はしっかり成り立つものなのか、ちゃんと確認できると良いなと思っている。

その他早めに動いた勢は向かない部分あったレース、牡馬58kg、牝馬56kg勢は質的なものも合わさって酷斤。ともに見直しは可能。
一応特筆するなら
・ホウオウアマゾン
立ち回りが上手い、コーナー下り坂での加速が上手い、坂苦手、内枠得意、外枠苦手。元々とんでもなく合わない条件。
そもそも直線の入り口にかけて加速していき、直線向いたら強い脚を使って最後は落としつつも粘るという競馬の馬。競りかけてくる馬は自身との加速における負荷の差で破綻するイメージで、この馬を直線半ばで捉えようとするのは基本的にドボン。持続力的なタイプではないので負けるなら別線からの馬。そのためこの馬が前から仕掛けたレースでは先行勢が総崩れになる(けどホウオウアマゾンは残りうる)。というのが自分のこの馬に対する理解。
しかし、この馬は上り坂ではあまりしっかりと加速がつかない。直線まで下る中京は下りが上手い馬なのでまだ良かったが、基本的なスタイルを完遂できない東京は相当向かないコース。
サリオスを差し返した持続力とよく言われるが、11.7→11.1の急加速に付き合って、次に10.7より早いラップを刻んだ馬がラスト1fに余力を残してるはずがなく、ホウオウアマゾンらしいバテ合いでの勝利。同じことをする負荷がホウオウアマゾンの方が低かっただけで、持続力によって差し返したわけではない。両者ともに最後は1秒以上落としているはずだ。もし脚を持続できるなら、他馬に差される道理がない。
そのため、道中激しいペースでみんなが脱落していくようなレースは良くなく、後半勝負のレースで追ってきた馬を潰しながら後ろの馬に対してはセーフティーリードを保ちたい。この条件から個人的には距離延長じゃないかなと。もし道中緩めて走れない、緩めて走るときの体力消費が他馬比較で大きすぎる等の問題があった場合はやはりマイルCSになると思う。

文章としては推敲ができておらず、荒削りな部分も多いが、メモ的な意味も強いので今回はこのあたりで。多分次は京都記念

AJCC

回顧なんてものではないけど、偶に書きたいことがあれば書くと思う。
終わってみれば20年の湾岸S勝ち馬→19年湾岸S勝ち馬という決着でやはり巧者のレースだなーというところ。上りスタートでペースが落ち着く割に3コーナーに入るまで下りなので独特なものがあるコースという印象。

・オーソクレース
陣営からコメントが出てた通り甘い仕上げ。というかこの馬の前哨戦は良い状態だったことがなく、パフォーマンスラインもそこまで高かったことがない(ex.ホープフル、セントライト
馬としては追走であまりペースを上げたがらないのかな?と思うことが多く、ルメール菊花賞ズブいと感じたんじゃないだろうか。それが今回の早仕掛けに繋がっていると思う。
ただ、中山2200は向正面の途中から3コーナーまでずっと下るコースなので、スピードのついた状態で仕掛けていくことになり、最後に脚が上がる可能性が高くなるので早仕掛けするならそれが上手い馬じゃないと…というのがある。
そもそもオーソクレースは高速を持続する能力は高くないという見立て(そういう質の馬ならアイビーSはもっと引き離していたはずだ)なので、基本的にピッチを早くあげるような今回の早仕掛けは裏目に出たと思う。しかし、その割に6着は相当粘れている。道中最後方に構えた3頭で1,2,4着というレースでもあるし、自力は見せたんじゃないか。強くなかっただけと言う人は多いだろうが、次走巻き返す可能性は高いと思う。

・ポタジェ
向かない条件でポジションも綺麗には取れなかった。並び的にはもっと良い位置を取れても良さそうだったが、取れてたら馬券に入れたという感じでもないと思う。
それでも崩れ切ってはないところから能力はある馬で、やたらハイレベルだった毎日王冠でも格好をつけたことを考えれば適条件ならG1でも足りると思う。
妙味込みなら大阪杯が1番良いと思うのでそこ使ってくれれば嬉しい。他ならどうせめちゃくちゃ売れるので。

・キングオブコージ
人気しすぎで手が出せなかったのが個人的反省。
調教をチラッと見て行きたがる感じなのかなーと思っていたが、よく折り合われてて流石横山典弘だなと。良い舞台で能力ある馬が気配も上がってて完勝という感じだった。
前走を見てもそこそこの確率で道中行きたがるだろうという感想になり、折り合えるという確信は得られなかったので難しかったが、やはり悔しさはある。

・ボッケリーニ
本命にしたのだが、中山2200なら良さは減るのかなというのがレースを見た後の感想。
なんだかんだ立ち回りでアドバンテージを作っていたんだなという印象で小回りの方が良い馬に見える。機動力を活かせなかった今回の条件設定はベストではなかったんだろう。力ある馬だが、基本的に自分にとって条件が楽になるほど走るタイプで、G1に上がるのはどうだろうと思うし、これからの狙いどころは絞りにくい。景気良くいくなら内回り、2000、57kgで済むG1の大阪杯だが、現実的なのは中山記念

・ラストドラフト
出来落ち。

・アサマノイタズラ
前走気管支炎、前々走流石に距離長いって感じで馬は悪くない。週中出否未定から今回はよく格好をつけたし、力はある。
スピードに乗せてからそのスピードを殺さないことが上手だと思うので、急坂コースに拘らなくても良いかもしれないが、まあ成績的に次も中山なのかなと。

マイネルファンロン
こういう条件では力発揮できる馬が具合も良かったという印象。2回走ると大体能力以上に人気しちゃうので、もう後追いはしなくて良いと思う。