京都記念

個人的な馬券はタガノディアマンテ単からサンレイポケット、ラーゴムへ。当たりはしたもののアフリカンゴールドには中日新聞杯でも盛大に馬連を割られており、なかなか悔しさもあるところ。

ということで本題へ。今回のレースでフロック云々という話をするのは微妙だろう。
11.6-11.4-11.4-11.0-12.1の後半5fを差してこいというのは無理な話で、そういう意味では展開なのだが、差せないラップを刻んだこと自体が優秀。これを評価しないのは鳴尾記念ユニコーンライオンを評価しないようなもので損が大きい。最近古馬重賞でドスローを逃げただけ!クソレース!みたいに言われる対象馬はその後も活躍していて(ウインキートス、ユニコーンライオン、タイトルホルダーなど)、重賞クラスにおいてはドスローを逃げ切るために求められる要件が厳しいことを表している。ちなみに阪神芝2200で後半5f57.5は最速。阪神2000まで含めると大阪杯スワーヴリチャードに抜かれて、オルフェーヴル大阪杯と並ぶ程度の水準。これらは共に良馬場での時計で、京都記念稍重馬場。しかもこの2つのレースは後半の負荷からか差し展開になっていることを考えると、今回の上位馬は評価して良さそうだ。
全体としては速いラップで基本的にイン追走大有利、外を回した馬は苦しい展開で見直し可能。

 

・アフリカンゴールド
上に時計の評価等を書いてしまったのであまり書くことがないが、これは強いという評価でいいと思う。更に上の条件を狙えて良さそうだ。溜めれば長くいい脚を使えそうで、楽しみなのは宝塚記念か。大阪杯も良さそうだが、元々高速戦の様相強く、展開向かないパターンも多そう。
・タガノディアマンテ
展開的にこれは勝ったんじゃないかなと思って見ていたが、勝ちきれなかった。元々打点は高い馬で、前からでも競馬は可能。枠なりに上手くポジションを取れた理想的な競馬であっただけに、現状での限界も示したかなと。万葉S勝ち、ステイヤーズS2着からも分かるように、追走は緩い方が良く、その点でも今回は向いた。
とはいえ、今回は道中ずっとハミを噛んで追走していたというコメントもあり、折り合いがついて先行できるならまだ上はありそう。その条件の上で長距離路線に戻ったら有力。また序盤の追走が高速すぎない条件で狙ってみたい。
・サンレイポケット
当日1勝クラスで負けた馬に併せでやられるなど、状態は100%になかったことを考えると、充分強かったと言える内容。今回は鮫島騎手の焦らずコーナー内を回した騎乗が冷静で、その分最後に差し込んできた。自分は天皇賞とJCでこの馬を買っている人間なので元から評価が高く、このレースによってあまり特筆したいことはない。この質なら内を回した差し馬の中で上手く捌いた馬は有利。サンレイポケットは元から強いし、まだ上がある。
・ジェラルディーナ
ちょっと驚くべき内容。ずっと後半ハイペースで内有利と書いていたが、ジェラルディーナはコーナー捲り上げている。内に3頭いる形で11.4を捲りにいって上がり最速4着。相当強かったと思う。上手くいけば秋のG1戦線に絡んでくるのではないか。

その他外目を回して僅差のユーバーレーベン、レッドガランは能力ある。レッドガランに関しては厩舎的に距離が伸びすぎるのは良くないだろうし、見直せる条件多そう。完全に内を通したエヒト、マリアエレーナは力負け。ラーゴムは気性が落ち着けばだが、2,3歳からずっとそう言われてきた馬で常にリスクはある。これからも軸として買うのは勇気がいるだろう。レッドジェネシスは今回の調整過程的に不安が大きかった馬。友道厩舎がCWでずっと追い続けてるのは太めが抜けないパターンが多く、状態が整ってなかったのだろう。サドラーの影響強そうに見える馬で晩成だろうし、これからに期待したい。

簡単な内容にはなってしまったが、これくらいなら続けやすそうなので、こんな感じで。次はフェブラリーか京都牝馬